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請求書カード払いができるオススメ会社8選|メリット・デメリットを解説

請求書カード払い

請求書カード払いができるオススメ会社8選|メリット・デメリッ...

請求書カード払いを導入すると、手元に現金がないタイミングでも、取引先への支払いを期日通りに行うことができます。

資金繰りに困っていない事業者にとっても、支払いの選択肢を増やす意味で活用できる便利な仕組みです。

請求書カード払いとは?

請求書カード払いとは、クレジットカードで取引先への請求書を支払えるようにする仕組みです。

カード非対応の相手でも、代行会社を通じて銀行振込が行われるため、取引先側は通常の振込入金として受け取れます。

利用者はクレジットカードの支払日まで資金の流出を遅らせられるため、資金繰りの安定化に大きく役立ちます。

請求書カード払いの仕組み

利用の流れはシンプルです。利用者は代行会社にクレジットカードで支払いを行い、代行会社が取引先に代わりに振込を実施します。

こうすることで、取引先に「カードで支払った」という情報は伝わらず、通常の銀行振込と同じ形で入金されます。

結果として、支払う側はクレジットカードの締め日から支払日までの1〜2か月分の猶予を得ることができます。

請求書カード払いに向いているクレジットカードの特徴

請求書カード払いを利用する際は、カードブランドやカード自体の性能によって利便性が大きく変わります。

ここでは利用可能なブランドと、選ぶときに重視すべき特徴をまとめます。

利用できるカードブランド

  • Visa・Mastercard:ほとんどのサービスで利用可能。
  • JCB:対応している事業者はやや少なめ。
  • American Express・Diners Club:対応範囲はさらに限定的。

法人カードがなくても、代表者の個人名義カードで利用できるケースが多いため、導入のハードルは高くありません。

向いているカードの条件

  • 限度額が大きい:企業の支払いをまとめられるだけの枠があること。
  • 年会費が安い:長期的なコスト負担を抑えられるカードが望ましい。
  • ポイント還元率が高い:実質的に手数料を下げられるため、効率的な利用が可能。

この3つを満たしたカードを用意すれば、請求書カード払いを最大限に活用できます。

ここからは、主要なサービス事業者の特徴を順番に解説していきます。

請求書カード払いサービス比較一覧

サービス名 手数料 支払いスピード 支払期日 特徴
DGFT請求書カード払い 3.0% 最短3営業日 最長60日 標準的な手数料とスピード
Fintoカード後払い 2.5% 最短翌営業日 最長60日 最安水準の手数料
LP請求書カード払い 2.95% 最短即日 最長60日 即日入金に対応
ゆとりペイ 2.9%(非課税) 最短即日〜3営業日 最長60日 非課税で実効負担を軽減
フリーウェイ請求書カード払い 2.7%(非課税) 最短即日〜3営業日 最長60日 非課税かつ低率
ラボルカード払い 3.0〜3.5% 最短60分 最長60日 即時性に特化
INVOY(インボイ) 3.0% 最短即日 最長60日 シンプルで分かりやすい料金
支払い.com 4.0% 最短翌日 最長60日 認知度が高い

DGFT請求書カード払い


DGFTはシンプルで分かりやすいサービス設計が特徴です。

取引先がカード決済に対応していなくても利用でき、審査のハードルも低めなので導入しやすい点が強みといえます。

一方で、振込までに数日かかるため「即日払い」を求めるケースには不向きです。急ぎでない通常の請求書支払いをスムーズに進めたい事業者に適しています。

項目 内容
ご利用限度額 各種カードの限度額
支払いスピード 最短3営業日
手数料 3.0%
支払期日 最長60日
ご利用対象者 法人・個人事業主
対応地域 全国対応

Fintoカード後払い


Fintoは請求書カード払いの中でも手数料が低く、コストを抑えたい事業者に人気があります。

広告費や仕入れなど定期的な支払いに利用しやすく、資金繰りの改善に役立ちます。

振込も比較的早いため、日常的に安定して使える主力候補といえるでしょう。

項目 内容
ご利用限度額 各種カードの限度額
支払いスピード 最短翌営業日
手数料 2.5%
支払期日 最長60日
ご利用対象者 法人・個人事業主
対応地域 全国対応

LP請求書カード払い


LP請求書カード払いは、即日入金に対応できる点が強みです。

資金をすぐに用意したい場面で役立ち、仕入れや外注費など急ぎの支払いに向いています。

手数料は平均的な水準ですが、スピードを重視する事業者には頼りになるサービスです。

項目 内容
ご利用限度額 各種カードの限度額
支払いスピード 最短即日
手数料 2.95%
支払期日 最長60日
ご利用対象者 法人・個人事業主
対応地域 全国対応

ゆとりペイ


ゆとりペイは、非課税の手数料が特徴的なサービスです。

消費税分の負担がないため、実効的なコストを抑えられる点が魅力です。法人だけでなく、個人事業主やフリーランスも利用できるので、幅広い層に適しています。

振込は最短即日から3営業日以内と変動がありますが、短期的な資金繰りの改善に役立つサービスといえます。

項目 内容
ご利用限度額 各種カードの限度額
支払いスピード 最短即日〜3営業日
手数料 2.9%(非課税)
支払期日 最長60日
ご利用対象者 法人・個人事業主・フリーランス
対応地域 全国対応

フリーウェイ請求書カード払い


フリーウェイは、非課税で利用できることが大きな魅力です。

高額な支払いをする際には、課税サービスよりも実質的な負担を抑えやすくなります。

コストをできるだけ下げたい事業者に向いており、毎月の仕入れや継続的な外注費などに活用すると効果的です。

項目 内容
ご利用限度額 各種カードの限度額
支払いスピード 最短即日〜3営業日
手数料 2.7%(非課税)
支払期日 最長60日
ご利用対象者 法人・個人事業主
対応地域 全国対応

ラボルカード払い


ラボルカード払いは、突発的な資金不足をカバーできるスピード特化型のサービスです。

仕入先から「本日中の振込が条件」と言われた場合や、外注費の支払いを即座に済ませたい場合など、時間的余裕がないケースで力を発揮します。

他社より手数料は高めですが、突発的な資金ショートや当日中の決済が求められる場面で役立ちます。

項目 内容
ご利用限度額 各種カードの限度額
支払いスピード 最短60分
手数料 3.0〜3.5%
支払期日 最長60日
ご利用対象者 法人・個人事業主・フリーランス
対応地域 全国対応

INVOY(インボイ)


INVOYは、一律手数料で分かりやすい料金体系が特徴です。

毎月の支払い額が変動する企業でもコスト計算がしやすく、安心して利用できます。

また、取引先には通常の銀行振込で入金されるため、資金繰りの工夫を相手に知られずに済むのもメリットです。コストの低さよりも「シンプルさ」と「取引先への配慮」を重視したい事業者に向いています。

項目 内容
ご利用限度額 各種カードの限度額
支払いスピード 最短即日
手数料 一律3.0%
支払期日 最長60日
ご利用対象者 法人・個人事業主
対応地域 全国対応

支払い.com


支払い.comは、請求書カード払いの中でも知名度が高く安心感のあるサービスです。

翌日振込に対応しているため、スピードと信頼性を重視する企業に適しています。

手数料は他社に比べるとやや高めですが、その分だけサポート体制やブランドの信頼感が強みといえます。コストよりも「安心して導入できる実績」を重視する事業者にとって、有力な選択肢となるでしょう。

項目 内容
ご利用限度額 クレジットカードの限度額
支払いスピード 最短翌日
手数料 一律4.0%
支払期日 最長60日
ご利用対象者 法人・個人事業主
対応地域 全国対応

請求書カード払いの特徴

請求書カード払いは、現金がなくても取引先に期日通り支払いができる便利な仕組みです。

ファクタリングや銀行融資のような厳しい審査もなく、クレジットカードさえあれば利用できる手軽さがあります。

ここでは代表的な特徴を整理します。

どんな事業者でも利用できる

請求書カード払いは、基本的に法人・個人事業主を問わず利用できます。

取引先がカード決済に対応していなくても問題なく使えるため、業種や規模に左右されにくいのが大きなメリットです。

ただし、一部のサービスでは法人専用とするケースもあるため、導入前に条件を確認する必要があります。

手数料が発生する

利用には手数料がかかります。相場は3〜4%程度で、銀行融資と比べると高めですが、ファクタリングの10〜20%に比べれば低コストです。

さらに、クレジットカードのポイント還元を考慮すると実質負担を下げられる可能性があります。

資金繰り改善と同時にポイントが貯まるのは請求書カード払いならではのメリットです。

支払いを1〜2か月先延ばしにできる

請求書カード払いを利用すると、支払いをカード会社の締め日と引き落とし日に合わせて1〜2か月先延ばしにできます。

これにより、入金と支払いのタイミングを調整しやすくなり、短期的な資金ショートを避けられます。

請求書カード払いと他の支払方法やファクタリングとの違い

請求書カード払いは「資金繰りを改善する」という点で銀行振込やファクタリングと同じ目的を持ちますが、その仕組みやメリットは大きく異なります。

ここでは代表的な3つの方法と比較してみましょう。

請求書払いとの違い

通常の請求書払いは、銀行の営業時間にあわせて現金や口座残高で振込を行う必要があります。

資金が足りないと支払い遅延につながるリスクもあります。

一方、請求書カード払いではクレジットカードを使うため、支払日を1〜2か月延長できます。即時の振込ではない分、着金までに数日かかる点には注意が必要です。

BtoBクレジットカード決済との違い

BtoBクレジットカード決済は、請求元企業がカード会社と提携していなければ利用できません。導入のハードルが高く、日本では普及が限定的です。

請求書カード払いは取引先の対応を問わず利用できるため、実用性が高いといえます。

ファクタリングとの違い

ファクタリングは売掛金を早期に現金化する仕組みです。入金サイトを短縮できる点が特徴ですが、手数料は10〜20%と高めです。

請求書カード払いは買掛金の支払いを遅らせるサービスなのでアプローチが逆です。コスト面でも請求書カード払いの方が有利で、「短期的に支払いを延ばしたい」場合に向いています。

請求書カード払いのメリット(支払い側)

請求書カード払いは、支払う側にとって資金繰りの改善や経理業務の効率化など、多くの利点があります。

代表的なメリットは以下のとおりです。

  • 支払いを先延ばしできる
  • 審査が通りやすい
  • 手続きが簡単
  • 手数料が比較的低い
  • どんな取引先にも使える
  • 支払い管理がしやすい
  • ポイントが貯まる

これらの特徴によって、短期的な資金不足に対応できるだけでなく、日常の支払い管理も効率化できます。

請求する側にとってのメリット

請求書カード払いは支払い側のサービスですが、請求する側にとっても利点があります。

主なメリットは次のとおりです。

  • 期日通りに入金される
  • 取引先が資金難でも安心して取引できる
  • サービス利用を知られないことが多い

支払い側がこの仕組みを利用すれば、請求先は通常どおり振込で代金を受け取れます。結果として入金の確実性が高まり、請求する側にも安心感が生まれます。

請求書カード払いのデメリット

請求書カード払いは便利な仕組みですが、いくつかの注意点もあります。

カード限度額までしか利用できない

利用枠は手持ちのクレジットカードの限度額に依存します。

数百万円単位の支払いには対応できない場合があるため、高額取引が多い企業は注意が必要です。

長期の先延ばしはできない

支払いを延ばせるのは1〜2か月程度です。

慢性的な資金不足の解決策にはならず、一時的な資金ショートを補うための手段と考えるべきです。

個人事業主は利用できない場合がある

多くのサービスは法人・個人事業主を対象としていますが、中には法人専用に限定されているケースもあります。導入前に条件を確認しましょう。

手数料がかかる

手数料は3〜4%程度で、銀行融資と比べると割高に感じられることもあります。

ただしファクタリングよりは低コストのため、短期的な資金調整には有効です。

請求書カード払いを利用する流れ

請求書カード払いは、オンライン登録から支払い完了までの手順がシンプルに設計されています。

初めて利用する場合でも、次の流れを押さえておけばスムーズに導入できます。

サービスに登録する
利用したい事業者の公式サイトからアカウントを作成します。
メールアドレスや会社情報を入力するだけで、数分〜10分程度で完了することが多いです。
振込先口座と請求内容を登録する
支払先の銀行口座、振込名義、金額などを入力します。
これに基づいてクレジットカード決済が実行されます。
サービス事業者が取引先に振込する
クレジットカード決済が確認されると、サービス事業者が取引先へ代金を振り込みます。
振込人名義は利用者の会社名となるため、取引先に代行サービスの利用が知られることはありません。
カード支払日にまとめて引き落とされる
カード会社の支払日に、請求金額と手数料が口座からまとめて引き落とされます。
日常のカード利用と一括して処理されるため、支払い管理も簡単になります。

まとめ

請求書カード払いは、取引先への支払いをクレジットカードで行い、カードの支払日まで資金流出を遅らせられる便利な仕組みです。

資金繰りの改善やポイント還元などのメリットがある一方で、カードの限度額に依存し、先延ばしできる期間も1〜2か月程度に限られるという特徴もあります。

サービスによって手数料や振込スピードが異なるため、自社の状況に合わせて最適なものを選ぶことが重要です。

短期的な資金不足を補う手段として有効に活用すれば、事業運営の安定につながるでしょう。